ホテル・観光・交通用語集

ホテル

職業

コンシェルジュ
宿泊客への各種案内、手配業務、相談などに応じ、多彩で重要なサービスを提供するエキスパート。ロビーに専用のデスクを持ち、劇場の予約から、航空など交通機関のチケットの手配、鉄道のタイムテーブル、さらに観光情報やおすすめスポットまで、あらゆる客のリクエストに応えてくれる。ヨーロッパのホテルの伝統的・花形的な存在で、一定の経験と研修訓練を経た者の中から資格認定が行われる。襟に着けた鍵型のバッジがその証。

施設・設備

床の間
和室の壁面に畳よりも床を一段高くし、正面の壁に掛け軸などを掛けたり、床に生け花や置物などを飾ったりする場所。旅館やホテルの和室座敷に設置され、季節に応じた掛け軸や花がインテリアのひとつとなっている。旅館においては、床の間がテレビやセーフティボックス(金庫)を置くスペースになっていることも多い。
B&B(bed and breakfast)
ベッド・アンド・ブレックファストの略。宿泊と朝食をセットにした宿泊施設で、民宿などの小規模な宿をいう。イギリスに多くあり、手頃な料金で家庭的な雰囲気を味わえるのが特徴。都市部に立地することが多く、長期滞在者にも対応。観光地にも多く見られる。また、通常のホテルで朝食込みの宿泊スタイルをこのように呼ぶこともある。原則として、部屋を見てから宿泊するか決められるが、混雑する季節には予約が必要なこともある。
ビジネスホテル
和製英語で、商用者用のホテルを意味する。日本特有のスタイルのホテルで、各企業の出張旅費の一般水準に合わせた料金設定を行い、一般的に低料金で宿泊機能を重視したホテルを指す。人件費等の営業経費は極端に削減され、ルームサービスは行っていない。また、客室以外の付帯施設は最小限の機能にとどめられている。その一方で、近年では飲食施設などサービス機能も充実させた、いわゆる中級ホテルへと移行してきている。
メゾネット
もともと共同住宅の住戸の形式のひとつで、上下2層にある住室が1戸の住戸として用いられているという意味の建築用語。ホテルでは、上下階を階段で結んだ2階建て形式の客室を指す。1階をリビングルーム、2階を寝室として、また両方とも寝室として利用する場合がある。スイートルームの1種ともいえる。一般的に、日本ではメゾネット、欧米ではデュプレックスと呼んでいる。
ユースホステル
経済的かつ安全に旅ができることを目的とした、ドイツ生まれの宿泊施設。世界80カ国に約5,500軒あり、日本には約350軒がある。宿泊するためには、ユースホステル協会などで会員証を取得する必要がある。宿泊費は、日本では1泊3000円前後と格安で泊まれるが、部屋は基本的に男女別の相部屋方式で、1部屋が4人から8人で二段ベッドの洋室が基本。家族やグループで利用できるユースゲストハウスも増えている。

サービス

アメニティグッズ
「アメニティ」とは、一般的には快適さや住みよさなどを意味する。快適さを高めてくれるサービスという意味で、石鹸、シャンプー、リンス、歯ブラシ、クシ、手ぬぐいなど、旅館・ホテルが宿泊客に無料提供する備品や消耗品類を指す。各ホテル間の競争は激化してきており、ブランド品を提供するなど、アメニティグッズの種類も多様化してきている。
会席料理
旅館などで、あらかじめ立てられた献立通りに出されるコース料理のこと。どれも酒を楽しむための料理で、5・7・9品構成となり、酒に合う料理として先付(お通し)、前菜、吸物、刺身、焼き物、煮物、蒸し物、揚げ物、酢の物、最後に食事(ご飯物)といった流れで出される。対して「懐石」料理は、本来茶事の際、お茶を美味しく味わうための料理のことで、一汁三菜を基本とし、食事は茶の作法に従って進められる。
コンチネンタルブレックファスト
火を通さない料理を中心とした、ホテルの朝食メニューのひとつ。パン、コーヒー、紅茶だけの簡単なものだが、最近ではハム、チーズなどの冷たい食品、フルーツ、ヨーグルト、ジュースが付くこともある。品数が少なめの簡単な朝食のことを指す。一方、アメリカンブレックファストには、スクランブルエッグ、オムレツなどの卵料理や、ウィンナー、ベーコンなどの肉料理が加わる。品数が多く、ボリュームのある朝食のことを指す。
セーフティ・ボックス
ホテルの宿泊客の現金、パスポート、貴重品などを預かる安全金庫のこと。セーフティ・デポジットボックスとも呼ばれる。ホテルによって、客室の中に個々に金庫が備え付けられている場合と、フロントに設置されている場合とがある。通常無料で、盗難性の高い海外の方が日本より普及度は高い。なお、コートや手荷物などは、通常、ホテルの玄関脇ロビーの一角のメインクロークで、レストランなどでは小型のクロークで預かっている。
チップ
サービスに対して払う心付け。アメリカでは慣習として必ず払うシステムになっているため、サービスによって払うべき額やパーセントがほぼ明確になっている。これに比べ、ヨーロッパ、アジアなどではそれほど厳密な基準はなく、特別なサービスを受けた時に払う。ポーター、ベルボーイ、ウェイターなどはチップが労働収入の一部となっているため、海外旅行の際には小銭の用意が必要。日本、スイス、スペインではチップは必要ない。

その他

ウォークイン
予約なしに、当日ホテルに来館する顧客のこと。直接フロントで宿泊を申し込むため、通常ホテルの提示する割引なしの料金が適用される。ホテルが、利用客の身元のチェックやデポジット(一時的に預ける保証金)を要求するケースもある。空き室に余裕がある場合、交渉次第では眺めのいい部屋など、条件のよい部屋に宿泊できることもあり。
オーバーブッキング
ホテルの部屋数よりも宿泊客の方が上回ってしまうこと。オーバーブックともいう。ホテル側は、キャンセルの発生を見込んで実際の部屋数より多めの予約を受けるが、読みがはずれて予想よりもキャンセルが少なかった場合、予約客があぶれてしまう。この際、上位のカテゴリーの部屋へのアップグレードを行ったり、他のホテルに部屋を確保し室料の差額を負担したりして、オーバーブッキングに対処する。ピークシーズンに起こりやすい。
ドレスコード
服装規定のことで、雰囲気を損なわないよう時間帯や場所に合った服装をする。高級ホテルではドレスコードを定めていることがあり、あまりラフな格好だと入場を断られることもある。一般的に、カジュアルファッションでは、襟つきのシャツとスラックス、ブラウスとスカート。インフォーマルは、スーツや、ジャケットとネクタイ、ワンピース。フォーマルは、ダークスーツやタキシード、イブニングドレス、和服の振り袖や留め袖など。
リネン
シーツやタオル、枕カバー、レストランのテーブルクロスやナプキンなど繊維製品の総称。もとはアマ(亜麻)で作られた布の意味で、ナプキンなどにこの織物を使用したことから、こう呼ばれるようになった。最近では、環境問題に対応するため、無駄な洗濯を省こうと、タオル類の交換の希望を聞くところもある。

観光

職業

観光カリスマ
さまざまなアイデアや継続的な活動によって地域の観光振興に成功した指導者。「観光カリスマ百選選定委員会」で100人が認定され、それぞれの具体的な活動内容や成果などを国土交通省のホームページで公開している。また地域の観光振興を担う人材を育成するため、観光カリスマを塾長に、成功のノウハウ伝授、活動の現場体験、受講生によるワークショップなどをセミナー形式で集中的に行う「観光カリスマ塾」を開催している。

プラン

エコツーリズム
自然環境や生態系に配慮しながら自然や文化、歴史に触れ、それらの大切さを学ぶことのできる観光を成立させること。人間と環境との関係を改めて考え直すきっかけとなる観光のあり方をいう。旅行者を受け入れる地域では、資源保護のために入域者数や区域を制限するなど見学・体験方法を工夫し、また、専門ガイドの養成や魅力的なプログラムの作成など、地域に対する旅行者の理解を深めるための取り組みに力を注いでいる。
パッケージツアー
日本からの往復航空券、ホテル、その他がすべて込みになって、ひとつの旅行が完成している旅行商品で、旅行会社が日程、内容、料金すべてを設定し、主催する。ほとんどの場合、パッケージツアーは個人手配より安く、現地に不案内な初心者に向いているが、自由行動の点では多少制限がある。しかしニーズの多様化により、1~2人からでも実施できる、宿と交通手段を組み合わせただけの個人型のパッケージツアーが主流になっている。

名所

世界遺産
1972年のユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づき、世界遺産リストに登録された人類共有の世界的な記念物、遺跡、自然の地域。「文化遺産」「自然遺産」「(自然と文化の)複合遺産」の3種類がある。世界遺産リストに登録されるには、各締約国が国内の遺産を推薦し、それらを国際NGO団体が評価した上で世界遺産委員会が審査、決定する。日本では古都奈良・京都、原爆ドーム、屋久島など計14件が登録されている。
日本三景
日本で並び称される、最も代表的な景勝地のことで、松島、天橋立、厳島(宮島)をいう。すべて海岸の風景で、数々の歴史の表舞台に登場し、和歌や文学にも書き記されてきた。松島は宮城県の松島湾内外にある大小260あまりの諸島のことで、天橋立は京都府の宮津湾の約7000本の松林が続く砂嘴とそれを見渡す傘松公園の総称、厳島は瀬戸内海の広島湾の島を指す。

機関

政府観光局
国や地域が観光施策や事業促進のために、観光に関する様々な情報を提供する行政機関。日本ではJNTO(日本政府観光局)がこれにあたる。主要国に支局を置き、現地の旅行会社やメディアに対して自国の魅力や特徴を宣伝し、視察ツアーの実施や市場調査等の活動を行う。政府観光局で、現地の情報に詳しいスタッフに相談したり、パンフレットを入手できたりする。中には観光関連の民間企業が出資して同様の活動を行うケースもある。

その他

オフシーズン
旅行者の少ない閑散期のこと。ローシーズンともいう。逆に混雑期・繁忙期をオンシーズン、その中でも特に旅行者が多い時期をピークシーズンという。ショルダーシーズンはオフでもピークでもない中程度の混み具合の時期を指す。交通機関、宿泊施設などはオフシーズンに料金の引き下げを行い、逆にオンシーズンはオフシーズンに比べ割高な料金設定をする。旅行商品では曜日や季節に応じてさらに細かく料金設定をしているものが多い。
土産
人に贈ったり家に持ち帰ったりするために、旅行先や外出先などで求めたその土地の名産品のこと。土産物としてその土地の物産品が用いられるようになって、「土産」の字をあてるようになったなど、その語源には諸説ある。観光地では、土産の専門店が軒を連ねている光景がよく見られる。また、人を訪問する際に持って行く贈り物のことも指し、この場合は手みやげという。

交通

職業

鉄道パーサー
JRや私鉄などの列車内での乗客係。客室乗務員、アテンダントなどとも呼ばれる(この仕事の呼び方は鉄道会社や列車の種類などによって異なる。ちなみに東海道新幹線では新幹線パーサー)。主な業務内容は、乗客の案内、列車の発停車時の安全確認、車内での販売サービス、車内アナウンスや緊急時の誘導など。接客サービスがメインだが、多種多様な仕事内容なので、臨機応変な対応が求められ、さまざまなスキルや経験を要する。

施設・設備

キャビンクラス
飛行機の座席やサービス上の区分のこと。「座席クラス」ともいう。キャビンクラスは一般的にファーストクラス > ビジネスクラス > エコノミークラスの3クラス制となっていて、通常、特に指定しなければエコノミークラスとなる。ビジネスクラスになると、エコノミークラスよりも広く快適な座席や豪華な食事等、上質なサービスを受けられる。さらにその上のファーストクラスになると、最上級のサービスが期待できる。

サービス

マイレージ
旅行などで飛行機を利用した場合、その飛行距離に応じてマイルが貯まり、無料航空券や座席のアップグレードなどの特典に交換できる、航空会社のサービス・プログラム。飛行機の利用だけでなく、食事やショッピングでも貯まり、クレジットカードの利用でマイルが貯まるサービスもある。会員制で、各航空会社によりマイルの加算方法・有効期限は異なる。正式名称は、FFP(Frequent Flyer Program)。

機関

イミグレーション
出入国管理のことで、国境(または空港)での出入国審査のこと。外国との人的な交流の調整や規制を行う。パスポートとE/Dカードを提示し、滞在が許可されるとパスポートの査証欄に入国スタンプが押される。E/Dカードとは、出入国管理カードのことで、国際線の飛行機の機内(もしくはチェックイン時)で配られ、現地到着後すぐに提出する。また、審査のレベルは国によって異なり、アメリカや日本では指紋採取を行う。

その他

アクセス/イグレス
ある目的地へ移動するための経路や移動する行為。複数の交通手段を利用する場合、主な交通手段に至るまでの交通を「アクセス交通」という。アクセス交通とは逆に、主な交通手段の利用後に目的地に至るまでの交通を「イグレス交通」という。例えば、鉄道を利用する通勤交通では、駅に向かうまでの徒歩やバス等の交通がアクセス交通、駅で下車してからの徒歩やバス等がイグレス交通にあたる。
燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)
航空券の代金とは別に、必ず徴収される燃油料。2004年以降の世界的な原油・航空燃油価格の高騰に伴う負担の一部を、利用者に転嫁したもの。燃油価格が一定期間、基準価格を下回れば、燃油サーチャージも引き下げ~廃止されるが、逆に燃油価格が高騰すると、燃油サーチャージもさらに引き上げられる可能性がある。各航空会社が各路線ごと、1区間(フライト)ごとの独自の運賃を定めており、旅行会社によっても一律ではない。

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